栗を買ってきたまま紙袋やポリ袋に入れて放置すると、数日で表面に白いカビが生えたり、鬼皮に小さな穴が開いて虫が這い出したりすることがある。鬼皮が堅いため長期保存できそうに思われがちだが、栗の実の水分率は約40〜50%と高く、密閉空間では湿気がこもってカビの温床になりやすい。
さらに、内部に潜んでいたクリシギゾウムシの卵などは常温(特に20℃以上)で一気に孵化し、美味しい実を食い荒らしてしまう。農林水産省などの農業技術ガイドラインでも、生栗は収穫直後の速やかな低温管理が強く推奨されている。放置はまさに、美味しさと安全性を一瞬で失う一番危険な選択なのだ。