にじいろさかな号を運行するのは、京急グループ傘下で地域観光を牽引する三崎観光です。三崎港の拠点施設「うらりマルシェ」前の桟橋を発着し、沖合の観察ポイントまでクルージングします。実際の体験価値は海中展望室だけにとどまりません。
船上デッキで繰り広げられるカモメのエサやり体験は、大人から子どもまで熱狂するハイライトの一つです。船内で販売されているエサ(パンなど)を手に持つと、出港直後からウミネコやトビが船を追うように旋回し、空中で見事にキャッチしていきます。現場では「魚を見る前に鳥のエサやりだけで元が取れた」「間近で飛ぶカモメの迫力がすごくて子どもが大喜びした」という声が多数聞かれます。
船が城ヶ島大橋をくぐり、波の穏やかな宮川湾沖などのポイントに到着すると、アナウンスとともに乗客は船底の海中展望室へと移動します。スタッフが船上からエサを撒くと、ガラス窓の外一面にメジナ、イシダイ、カワハギなどの魚たちが一斉に押し寄せます。息をのむような魚群の迫力に、船内からは自然と歓声が上がります。現場の観察から言えるのは、海鳥との触れ合いによる解放感と、海中散歩のワクワク感が二段階で構成されているからこそ、年間を通して安定した人気を保っているという事実です。