料理初心者はもちろん、日常的に自炊をしている人でも陥りがちな最大の落とし穴が、「小さじ1杯=5g」という誤認です。確かに水の小さじ1杯の重さは5g(比重が1.0のため)ですが、水以外の調味料は物質ごとに比重が異なります。
たとえば、食塩は比重が重いため小さじ1で約6gになります。一方、粒子と粒子の間に空気を多く含む上白糖は、小さじ1でわずか約3gしかありません。もし「砂糖小さじ1=5g」と誤認してスケールで5g量り入れてしまうと、レシピが想定している甘さの約1.7倍もの砂糖を投入することになり、仕上がりの味のバランスが完全に崩壊してしまいます。
また、サラダ油やごま油などの油脂類は水よりも軽いため、小さじ1で約4gです。「小さじ1」という単位はあくまで容積(5ml)を量る基準であり、重さは調味料の種類ごとに個別で把握する必要があります。