現場取材と実際の利用者アンケート、Web上のコミュニティで交わされる生の声を照らし合わせると、費用面での不満と裏腹に、現地でのホスピタリティやオペレーションに対しては極めて高い満足度が確認できます。
「杉並区内の実家からタクシーで15分。何より親族に80代後半の高齢者が多かったため、式場から火葬棟までエレベーター一本で移動できるバリアフリー構造には救われた」(杉並区・50代喪主)
このように、告別式から火葬、精進落としまでを同一施設内で完結できるメリットは、参列者の肉体的・精神的疲労を劇的に軽減します。マイクロバスの手配費用(5万〜8万円)が不要になる点を考慮すれば、火葬料の差額をある程度相殺できるという現場のリアリズムも存在します。
一方で、強い不満が集中しているのが予約の空き状況と待機日数に伴う付帯コストです。「友引明けの希望が通らず、火葬まで中6日待たされた。ドライアイス代と霊安室安置料で1日あたり1万5,000円が加算され、追加請求だけで10万円近く跳ね上がった」(中野区・40代遺族)という悲痛な証言も珍しくありません。
また、スタッフの誘導がシステム化されている反面、「流れ作業のように次の組が背後に迫り、最後の別れをじっくり噛み締める余韻が乏しかった」という、稼働率を極限まで高めたメガ斎場ならではのドライさに戸惑う意見も散見されます。