政治家にとって、第一印象は極めて重要だ。これは今に始まったことではない。アメリカのケネディ大統領とニクソン大統領のテレビ討論会以来、ビジュアルが選挙結果を左右することは歴史的に証明されてきた。日本でも、ポスターの表情や街頭演説での立ち振る舞いは、票を投じる判断材料の一つとして機能し続けている。
近年、スマートフォンでの動画視聴が日常化したことで、その傾向はさらに加速した。政策の中身よりも、切り抜かれた10秒の動画で見せる笑顔や、真剣な眼差しが有権者の心を動かす。容姿に対する注目は、良くも悪くも政治家としての認知度を爆発的に高めるトリガーとなっているのだ。