数ある名店の中でも、ドラマチックな歴史と唯一無二の個性を放っているのが「白孔雀食堂」と「お食事処 むらい」です。
白孔雀食堂の現在と評判を調査すると、創業から半世紀以上を経た今もなお、遠方からのファンが引きも切らない盛況ぶりが確認できます。看板メニューの「名物カツ丼」は、丼の直径を遥かに超える巨大な薄衣のカツが2枚、まるで孔雀が羽を広げたかのようにクロスして盛り付けられています。SNS全盛の現在、その圧倒的な見た目から若年層の投稿が絶えませんが、実態は極めて硬派な職人技です。カリッとしたクリスピーな揚げ上がりに、半世紀にわたり継ぎ足されてきた秘伝ダレが染み込み、噛むたびにノスタルジックな肉の旨味が広がります。店主の温かい人柄と昭和の空気をそのまま残した店内の居心地の良さも、高いリピート率を誇る要因となっています。
そして、会津の食文化を語る上で欠かせないもうひとつの伝説が、中華料理むらい復活の経緯です。もともと中華料理店として創業し、後に提供を始めた分厚いソースカツ丼が大ブレイクした同店ですが、その歩みは苦難の連続でした。2011年の東日本大震災での被災を乗り越えたものの、2018年9月、店舗を襲った火災により全焼という絶望的な打撃を受けました。
しかし、名店の灯を消すなと立ち上がったのは、全国のむらいファンと地元有志でした。熱烈な再建を望む声に後押しされ、クラウドファンディングや地域支援のもとで2019年秋に見事再建オープンを果たしました。現在提供されているロースカツ丼は、厚さ実に約4cm。この厚みでありながら、徹底した筋切りと低温調理を組み合わせることで、箸で切れるほどの柔らかさを実現しています。「むらいのカツ丼を再び食べられただけで涙が出た」という往年のファンの声が示す通り、単なる大盛りを超えた地域の絆の象徴として愛されています。
また、とん亭会津ソースカツ丼口コミでも絶賛される通り、同店では厳選された福島県産豚肉のきめ細やかな肉質と、芳醇な八二山生胡麻の風味が融合した上品な仕上がりが高く評価されています。地元サラリーマンから観光客まで、平日でも開店直後から席が埋まる光景は日常茶飯事です。