ガンダムファンの集う掲示板で「パイロット最強議論」が始まると、最終的に必ず行き着くのがなんJのアムロ最強論です。カミーユ・ビダンの圧倒的なニュータイプ能力、ジュドー・アーシタの強靭な生命力、ウッソ・エヴィンの天才的戦闘IQ、さらには刹那・F・セイエイやキラ・ヤマトといったアナザーガンダムの超人たちと比較されてもなお、アムロ・レイの評価が揺らぐことはありません。
スレ内でアムロが絶対視される最大の理由は、劇中で見せた「操縦技術と空間認識能力の極限的な高さ」にあります。一年戦争終盤における反応速度の限界(マグネット・コーティングへの移行)、『機動戦士Ζガンダム』での輸送機によるアッシマー撃破、そして『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で見せたνガンダムでの超絶技巧など、作中の具体的な描写が議論の強固な論拠となっています。ネット上では「アムロはファンネルを視認してバルカンで撃ち落とす男」「オールドタイプ並みの泥臭い格闘戦からサイコミュ兵器の先読みまで全てカンストしている」と評され、なんJのガンダム最強パイロット格付けにおいて単独Sランク(あるいは殿堂入り)に位置づけられるのが通例です。
あわせて議論される機動戦士ガンダムの歴代MS格付けにおいても、サイコフレーム搭載機(νガンダム、ユニコーンガンダム)やナノマシンを操る∀ガンダム(ターンエー)がチート級の存在として語られる一方、純粋なパイロット技量のみで戦局を覆したアムロの存在感は別格扱いされています。富野由悠季監督が当時のインタビュー等で語った「アムロは卓越した戦士でありながら、最後まで普通の青年であった」という人間臭い造形が、皮肉にもネット民の心を掴んで離さない要因となっています。