大谷の圧倒的な存在感は、球場の外にあるデジタル放映権ビジネスにも未曽有のバブルをもたらした。日本国内での放映権を握る ABEMA は、大谷の出場の有無がPV数や有料会員数に直結する状況が続いており、朝の通勤時間帯や週末の視聴スタイルを完全に塗り替えた。
さらに、MLB公式ストリーミングサービスである MLB.TV の日本国内加入者数も劇的に高水準を維持している。球団経営の視点で見れば、ドジャースが大谷に支払う年俸200万ドルなど、日本市場から流入するスポンサー料や放映権の分配金、グッズ売上だけで初年度に数倍以上になって回収された計算だ。プロスポーツビジネス業界における「選手獲得投資」のROI(投資対効果)として、これほど高効率な事例は過去に存在しない。