市原隼人の魅力は、その時代ごとの役柄や本人のこだわりが反映されたヘアスタイルやファッションにも色濃く表れています。2000年代半ばから後半にかけての彼のビジュアルは、当時の若者たちのトレンドセッターでした。
特に『ヤンキー母校に帰る』や『ウォーターボーイズ2』、そして『ROOKIES』初期に見られた「襟足長めのウルフカット」や立体感のあるメッシュスタイルは、当時のメンズヘアの定番として大流行しました。ワイルドさと少年っぽさが同居したスタイリングは、まさに当時のストリートカルチャーの象徴でした。
その後、映画『ボックス!』(2010年)のボクサー役や数々の骨太な作品への出演を機に、トレードマークだった長めのヘアスタイルから潔い短髪や坊主頭、タイトなフェードカットへと大胆にシフト。骨格の男らしさが際立つヘアスタイルへの変化は、アイドル的な人気から本格派俳優へと脱皮していく彼の覚悟を如実に物語っています。