北茨城・二ツ島の震災前と現在を比較|緑の島が激変した崩落の真相

北茨城・二ツ島の震災前と現在を比較|緑の島が激変した崩落の真相

北茨城・二ツ島の震災前と現在を比較|緑の島が激変した崩落の真相の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

長年親しまれてきた緑豊かな名勝は、なぜ一瞬にして形を変えてしまったのでしょうか。その理由は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の激震と、直後に押し寄せた大津波の複合的な破壊力にあります。

地質学的に見ると、二ツ島は第三紀中新世の泥岩や砂岩、凝灰岩(多賀層群)などで構成された比較的脆い堆積岩の塊でした。長年の波食によって周囲が削られて孤立した島であったため、もともと横揺れに対する構造的な脆弱性を抱えていたのです。

本震による震度6強の強烈な揺れによって島全体に無数の亀裂が生じ、直後に襲来した巨大津波の強大な水圧と引き波の衝撃が加わったことで、島の上部および東側の斜面が一気に海中へと崩壊しました。島を覆っていた表土と松林は根こそぎ滑落し、隣にあった小さな女島も基部が粉砕され、満潮時には水没する平坦な岩礁へと姿を変えてしまいました。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。