鳥居をくぐり境内へ足を踏み入れると、他では絶対に味わえない独特の景観が広がる。なんと、本殿が立つ小山の真下をトンネルが貫通しており、そこを東北新幹線や上越新幹線が次々と通過していくのだ。
この異例の構造が誕生した背景には、昭和後期の東北新幹線建設プロジェクトにおけるドラマがあった。当時の国鉄と神社側が協議を重ね、歴史ある社殿を破壊することなく線路を通す手法として、境内地下を通るトンネル構造が採用された歴史がある。現在ではJR東日本の主力車両が次々と行き交う日本唯一のトレインビュー神社として、鉄道ファンやカメラマンが絶え間なく訪れる名所となった。