Q1:玉ねぎの入ったスープを数ミリ舐めた程度でも、動物病院に行くべきですか?
A1:はい、躊躇せず受診または獣医師への電話相談を行ってください。体重3〜4kg程度の猫にとって、スプーン1杯のスープに含まれる溶出毒素でも赤血球にダメージを与えるには十分な量となります。症状が出るまで数日かかるため、「今は元気だから」と放置するのが最も危険です。早期であれば胃洗浄や吸着剤(活性炭)の投与など、吸収を防ぐ処置が可能です。
Q2:ユリ科以外で、部屋に飾ってはいけない身近な花や観葉植物はありますか?
A2:極めて多数存在します。代表的なものだけでも、アジサイ(青酸配糖体による中毒)、ポトスやディフェンバキア(シュウ酸カルシウムによる口腔炎・呼吸困難)、シクラメン(サポニンによる下痢・痙攣)、ポインセチア、ユーカリ、アイビー(ヘデラ)などが挙げられます。原則として「猫にとって安全と医学的に証明されている植物(猫草やパキラなど)」以外は、部屋の中に一切持ち込まないのが鉄則です。
Q3:人間用のかつお節や煮干し、ちくわをご褒美にあげるのはダメですか?
A3:日常的な給餌は絶対に避けてください。急性の中毒死を招くわけではありませんが、人間用の水産加工品はミネラル(マグネシウム・リン)および塩分濃度が猫の代謝許容量を大幅に超えています。日常的に与え続けると、尿路結石症(ストルバイト・シュウ酸カルシウム結石)や慢性腎不全、高血圧を急速に進行させます。どうしても与えたい場合は、必ず「ペット専用・減塩仕様」の製品を厳格な量規制のもとで与えてください。