東急田園都市線の二子玉川駅からほど近い世田谷区岡本。緑に囲まれた閑静な住宅街の一角で、足場が組まれ防音シートに覆われた建物がある。かつて大原さんが愛犬とともに過ごした邸宅だ。2026年に入り、大型重機が搬入され、解体作業が本格化した。
近隣に住む70代の女性は、寂しそうに現場を見つめていた。「生前はお庭の手入れをされる姿をよくお見かけしました。気さくに挨拶を返してくれる素敵な方でしたよ。お亡くなりになってから長い間、空き家のままだったので防犯上の不安もありましたが、いざ取り壊されるとなると昭和がまた一つ遠のく気がします」。近隣住民の複雑な思いを余所に、工事は淡々と進んでいる。