1999年3月17日の正午過ぎ、東京のスタジオで新曲発売記念のイベント準備を進めていた安室さんのもとに、沖縄の親族から悲報が入りました。状況を把握した所属事務所は、即座に午後の公式イベントやテレビ出演など、すべての芸能活動の全面キャンセルを決定しました。
当時、夫であったTRFのSAMさんとともに、羽田空港から沖縄へと急行した安室さん。那覇空港に降り立ち、報道陣のカメラが群がる中、硬い表情で車に乗り込む姿は当時のワイドショーで繰り返し報じられました。安置所で無言の対面を果たした彼女のショックは計り知れず、現場に立ち会った関係者もかける言葉を失うほどの悲愴感に包まれていたと伝えられています。
事件の一報は海外メディアでも大きく報じられ、社会的な関心と衝撃は瞬く間に日本全国を覆い尽くしました。無遠慮に詰めかけるマスメディアの過熱報道に対し、当時はプライバシーと報道の自由をめぐる激しい議論も巻き起こりました。