翔猿を語る上で欠かせないのが、木瀬部屋に所属する幕内力士・英乃海拓也(本名:岩崎拓也)との兄弟関係です。3歳年上の英乃海が長男、翔猿が次男という実の兄弟力士として広く知られています。
兄弟でありながらあえて別々の相撲部屋(兄は木瀬部屋、弟は追手風部屋)に入門した点に、二人のプロとしての強い覚悟が表れています。同じ部屋に入れば互いに甘えが生じる可能性があるため、あえて異なる環境に身を置き、本場所の土俵で対戦できるライバルとして競い合う道を選びました。
翔猿の新入幕が決まった際、兄の英乃海が誰よりも喜び、互いの取組を熱心に研究し合う姿はファンの胸を打ちました。巡業先では仲良く談笑する姿が見られる一方、土俵上では互いに一切の妥協を許さないプロの顔を見せる二人の絆は、現代大相撲における名物ストーリーとなっています。