殺せんせー亡き後、生徒たちはそれぞれの道を歩み始める。特に強い印象を残したのが、潮田渚と赤羽業のふたりだ。類まれなる暗殺の才能を持ちながらも、渚が選んだ職業は「教師」だった。荒れ果てた不良校の教壇に立ち、かつての恩師と同じ笑みを浮かべて「殺すといいね」と告げるラストシーンは、殺せんせーの魂が正しく継承された瞬間と言える。
一方で、圧倒的な天賦の才を持ちながらも挫折を知った赤羽業は、官僚としての道を選択した。裏から国家を動かし、社会の不条理と戦う覚悟を決めた業の姿は、E組で学んだ「力を持った者の責任」を体現している。他の生徒たちもまた、各々の分野で自立し、E組という隔離部屋で培った強さを武器に社会へ飛び立っていった。