菓子業界のテレビCMといえば、爽やかさやシズル感をストレートに伝える手法が王道とされてきました。しかし、UHA味覚糖が展開するコロロのCM戦略はその真逆を突き進んでいます。静まり返った空間で突如始まる意味深な会話劇や、真顔で繰り出される不条理なギャグ展開は、視聴者に「今のは何だったんだ?」という強烈な違和感を植え付けます。
このフックこそが、ネット上の拡散を狙う緻密な計算です。「コロロCMの俳優は誰?」「あの演技がツボに入る」といった声が放映開始直後からX(旧Twitter)などのプラットフォームで自然発生し、トレンド入りを果たすサイクルが確立されています。商品の圧倒的なジューシーさをあえて言葉で説明しすぎず、視覚と演出のインパクトで記憶に刻み込む手法は、競合ひしめくグミ市場において群を抜いた存在感を放っています。