一方で、検索ユーザーの強い関心を集め続けているのが、2018年3月10日に発生した神宮球場開会式騒動です。この日、明治神宮野球場では「日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟」の第46回開幕式が執り行われていました。
当時22歳だった稲村亜美さんは、自身がシニアリーグ出身という縁もあり、後輩球児たちの激励のためにゲストとして招かれました。セレモニーの目玉は、彼女がマウンドに立つ始球式。グラウンドの内野から外野にかけて、関東各地から集結した約200チーム・約4000名の中学生球児が整列し、熱気は最高潮に達していました。
ところが、投球を終えた直後、誰もが予期せぬアクシデントが発生します。マウンド上の稲村さんを取り囲むように、一部の選手が突発的に駆け寄ったのを皮切りに、四方八方から数百人から千人規模の球児が一斉にダッシュしてマウンドへ雪崩れ込んだのです。
アナウンスによる「元の位置に戻りなさい!」という静止の警告も怒号にかき消され、瞬く間に稲村さんは球児たちの渦に飲み込まれました。この模様をスタンドの保護者や関係者がスマートフォンで撮影し、SNSに投稿。「稲村亜美が中学生にもみくちゃにされた」「球児たちによる集団痴漢事件ではないか」というセンセーショナルな見出しとともに映像が瞬く間にバイラル拡散し、大手ポータルサイトや民放の情報番組が連日トップニュースで報じる事態へと発展しました。