身体のラインと着心地を人間工学的に追求し続ける株式会社ワコールなどの研究でも、インナーウェアの形状変化が身体に与えるストレスは繰り返し指摘されている。伸びきった生地は皮膚の上で不要な摩擦を生み、乾燥や肌荒れを引き起こすトリガーになる。
特に伸縮性を担うポリウレタン糸(スパンデックス)が内部で切断されると、生地は均一な圧力を保てなくなり、一部だけに不快な締め付けやズレが生じる。立体パターンで作られたインナーが平面的な布切れへと成り下がったとき、身体を守るはずのバリア機能はかえって肌への負担へと変わる。