ペーパーヤーンに初めて触れた人が最も悩まされるのが「糸が滑らず、編んでいると指や手首が痛くなる」という問題です。紙素材はウールのように伸び縮みしないため、無理な力で引き締めようとすると手に過度な負担がかかります。
手が痛くならずにスイスイ編み進めるための重要テクニックは次の3点です。
第一に、おすすめのかぎ針号数は「7号(4.0mm)〜8号(5.0mm)」です。糸のラベルに「推奨5号〜6号」と記載されていても、初心者はあえて1〜2号太いかぎ針を選ぶことをおすすめします。針を太くすることで編み目にゆとりが生まれ、針先を通す際の摩擦が大幅に軽減されます。
第二に、かぎ針の握り方です。ペンを持つように握る「ペンシル持ち」よりも、上から包み込むように持つ「ナイフ持ち」に切り替えると、手首だけでなく腕全体の力を使えるため腱鞘炎を防ぐことができます。
第三に、編み目を引き出す際に「針を真上へ軽く持ち上げる」意識を持つことです。横に無理やり引っ張るのではなく、針にかかったループを垂直に立ち上げて高さを揃えることで、余計な力を入れずに均一でふんわりとした編み目が作れます。