1990年代半ば、二人の交際が発覚した際のニュースは日本中に衝撃を与えた。白Tシャツにデニムというシンプルな装いをトレードマークに、一卵性母娘のような甘いルックスとダイナミックな演技でトップスターへと上り詰めた吉田栄作。一方で平子理沙は、帰国子女らしい洗練された感性と圧倒的なビジュアルで、女性誌のカバーを独占するカリスマだった。
1997年にロサンゼルスで挙げた結婚式は、まさに映画の一シーンのような華やかさだった。当時の日本の芸能界では、結婚と同時に家庭に入る女性像が根強く残っていたが、二人は当初から違っていた。お互いの生活拠点や仕事のスタイルを崩さず、対等な関係を維持するスタイル。既存の「夫婦」という枠組みに収まらない先進的な佇まいは、当時の若者たちの憧れの標的となった。