同校の校舎に一歩足を踏み入れると、古き良き工業高校の熱気と、張り詰めたハイテクの空気が同居していることに驚かされる。旋盤の金属音が響く実習棟の隣には、最新の微細加工技術を学ぶためのクリーンルームが新設された。生徒たちは防塵衣に身を包み、シリコンウェーハの扱い方を学ぶ。
「最初は息苦しかった」と笑う情報技術科の3年生は、すでに外資系半導体製造装置メーカーへの内定を決めている。泥臭い努力を尊ぶ伝統の気風を守りつつも、学ぶ内容は完全にデジタルネイティブ、いや「セミコンダクターネイティブ」のそれへとアップデートされているのだ。