政治的影響力と双璧をなすのが、九州を拠点とする巨大コンツェルン「麻生グループ」の経済力である。明治期の炭鉱事業からスタートした同グループは、セメント、医療、教育、ITへと事業を拡大し、現在もグループ年商数千億円を誇る企業群へと成長を遂げた。弟の麻生泰氏や甥の麻生巌氏らが実業の世界で陣頭指揮を執る。
2026年の政財界において、この経済基盤と政治権力の融合体はまさに「華麗なる一族」の完成形として立ちはだかる。政界再編の波が押し寄せるなかでも、資金力と血縁の双方を兼ね備えた麻生一族の最新勢力図は崩れる気配を見せない。歴代の権力構造を分析する上で、政治・行政へのアプローチと実業基盤の二輪駆動こそが、彼らの絶対的な優位性の真実である。