空前のブームを巻き起こしたガリ子ちゃんだったが、なぜいつの間にか店頭から姿を消してしまったのだろうか。現在の販売状況を追うと、ガリ子ちゃんシリーズはレギュラー商品としての通年販売を行っておらず、実質的な製造休止状態が続いている。コンビニエンスストアのアイスコーナーを探しても、彼女の笑顔に出会うことはできない。
消えた最大の理由は、赤城乳業が持つ「期間限定」に対する美学だ。年間を通じて数多くの新商品を投入する同社において、ガリ子ちゃんはあえて「冬限定」や「特別な季節の企画もの」として展開された。ブームが一巡した後は無理に定番化せず、静かにラインナップから外す決断が下された。それが結果として、ファンの間で「幻のアイス」という伝説的な評価を生むこととなった。