テレビ番組の企画や芸能人フットサル大会、OBエキシビションマッチの現場を取材すると、彼らの技術とフィジカルは一般的なアマチュア社会人プレーヤーとは次元が異なることが浮き彫りになります。
実際に取材に応じた民放スポーツ番組の制作ディレクターは、竹内涼真のボールタッチについて次のように証言しています。
「収録の合間にプロOBや現役選手とパス交換をする際、竹内さんのトラップはボールの勢いを完全に吸収し、次の動作へ無駄なく移行できる位置に必ず収まります。これは東京ヴェルディユース時代に徹底的に叩き込まれた基礎技術の賜物であり、草サッカーレベルの愛好家では絶対に真似できません」
竹内自身も過去のロングインタビューや手記において、ユース時代をこう述懐しています。
「周りは全員が天才で、自分がどれだけ努力しても埋められないセンスの差を痛感した。プロ昇格が見送られた瞬間、人生の全てが崩れ去ったような喪失感があった」
また、パンサーの尾形貴弘が所属していた当時の仙台育英高校は、徹底した規律と走力を重視する超ハードな環境でした。同期や対戦相手だった元Jリーガーたちも「尾形さんの視野の広さと、味方の足元にピタリと合わせるパス精度は東北選抜でもトップクラスだった」と口を揃えます。バラエティ番組で見せる愚直な全力姿勢は、強豪校の厳しい練習を乗り越えて培われた精神的タフネスそのものです。
さらに、帝京高校で特待生としてプレーしたROLANDは、自著の中で「自分より上手い人間が何十人もベンチにいる過酷な環境で、どうすれば自分の美学を貫けるかを学んだ」と語っています。名門校特有の「競争のリアル」を骨の髄まで知る彼らにとって、サッカーは単なる経歴ではなく、生き方そのものを形成した原点なのです。