都立豊多摩高校の難易度は、大手進学模試(Vもぎ・Wもぎ)のデータにおいて偏差値64前後で安定しており、都立中堅上位〜難関校グループの一角を占めています。共通問題校の中では上位層に位置し、基礎の完全定着はもちろん、応用問題での取りこぼしが許されない激戦区です。
2026年度入試における実質倍率の動向を見ると、推薦入試で3.0倍〜4.0倍前後、一般入試で1.6倍〜1.8倍台と高水準を維持しています。東京都教育委員会が推進した男女合同定員(男女別定員の全廃)が完全に定着した現在、かつて見られた「女子優位・男子不利」といった性別ごとのボーダー差は解消され、純粋な総合得点勝負が繰り広げられています。
一般入試で合格を確実にするための基準として、都立豊多摩高校の換算内申は65点満点中52〜55点(主要5教科オール4、実技4教科に5が2〜3個混ざる水準)が目標ラインとなります。当日点(学力検査700点換算)との合計で算出される都立豊多摩高校の合格ボーダーラインは、1000点満点換算(内申点+学力検査点+ESAT-J)でおよそ810〜825点付近が合否の分かれ目です。当日の学力試験では各教科80点以上を安定して確保できる実力が求められます。
一方、推薦入試基準においては調査書点(内申点)に加えて、集団討論・個人面接、そして論理的思考力を問う小論文が課されます。過去の出題傾向を見ても、与えられた資料を読み解き自らの言葉で具体策を論述させる高度な出題が多く、単なる内申点逃げ切りは通用しません。