アレン様が世の中にその名を轟かせる以前、まだ何者でもなかった若き日の素顔は、驚くほど清楚で整った整顔の持ち主だった。高知県で生まれ育ち、十代で単身上京を果たした彼は、街頭でのスカウトをきっかけに芸能界への第一歩を踏み出す。当時の写真は、すっきりとした二重の目元にシャープな輪郭が印象的な、いわゆる「王道系イケメン」そのものだ。
だが、本人の心の中にあった美の基準は、世間が持てはやす「爽やかな少年像」とは遠くかけ離れていた。既存の枠組みに収まることを拒み、自分が求める理想の美を極限まで追求したいという衝動。それが、彼を果てしない美の探求へと突き動かす原動力となった。デビュー当時の関係者は「当時から周囲の目をまったく気にせず、自分の好きな服やスタイルを貫く芯の強さがあった」と証言する。