視聴者の間で長年議論され続けているのが、「ゴチのクビや新メンバー選定はどこまで台本(ヤラセ)なのか、どこからがガチなのか」という疑問です。ネット掲示板などでは「所属事務所のスケジュール都合でクビが決まっている」「新メンバーは最初から決まったレールの上で動いている」といった憶測が絶えません。
しかし、番組制作の現場を知る関係者や過去の出演者の証言を総合すると、実態はよりシビアな「ガチの勝負と、極めて高度なリスクヘッジの共存」です。
自腹レースそのものは、領収書の金額や会計時の生々しい表情が示す通り、紛れもない真剣勝負です。一方で、キャスティングに関しては「もしAさんがクビになった場合」「もしBさんが残留した場合」という複数のシミュレーションが半年前から芸能事務所側と練られています。つまり、「誰がクビになるか」は予測不能のガチ勝負でありながら、「誰が後釜としてスタンバイするか」については、万全のスケジューリングとオファー交渉が水面下で進行しているのです。
「事務所の都合で勝敗を操作している」という言説は、テレビ制作のコンプライアンスが極限まで高まった現代においては明らかな誤解です。むしろ、いつクビになっても成立するように綿密なバックアップ体制を敷いていることこそが、番組が四半世紀にわたってクオリティを維持できている真の理由です。