柏たなかエリアを語る上で避けて通れないのが、過去10数年におよぶ児童数の急激な増加と教育施設の再編問題です。同校は昭和57年(1982年)にも児童数急増により柏市立花野井小学校を分離新設した歴史的背景を持っていますが、近年のTX沿線開発はそれを上回るスピードで進行しました。
教室不足が深刻化する中、柏市教育委員会は平成30年(2018年)に柏たなか駅の北西側に柏市立田中北小学校を新設開校しました。この柏市立田中北小学校との学区再編によって、田中小学校の過密状態は一定の緩和を見せたものの、依然として周辺の開発が続いていることから、柏市立田中小学校の児童数推移は高水準を維持しています。現在の学級編成や施設運用の実態を近隣水準と比較したデータは以下の通りです。
取材に応じた学区内の保護者からは、「田中北小ができる前はプレハブ校舎や行事の縮小が懸念されていたが、現在は教職員の目が行き届く落ち着きを取り戻している」という証言が得られました。急激な過密化のピークを越え、コミュニティとして成熟期に入りつつあることが分かります。