1987年12月、長年続いたコンビの解消が突如として発表された。当時、メディアやファンの間では「仲違いではないか」「著作権をめぐる金銭トラブルか」といった不穏な噂が飛び交った。しかし、長年二人を近くで支え続けた関係者の独占取材によって明かされた真相は、噂とは真逆の深い愛と敬意に満ちたものだった。
解散の最大の理由は、作風の決定的な違いと、万が一どちらかに先立たれた場合の著作権管理の複雑化を防ぐためだった。ファンタジーと児童漫画を追求したい藤本と、ブラックユーモアや大人向けのドラマを描きたい安孫子。二人はお互いの自由な創作活動を尊重し、作品の権利を明確にするために、あえて円満な「卒業」を選んだのだ。解散後も二人の友情が途絶えることは決してなかった。