「どっちが強いお酒なのか」という疑問に対する答えは、原液そのものの度数であれば焼酎のほうが強いといえます。
日本酒のアルコール度数は平均して15度前後(原酒でも17〜20度程度)に設定されています。酵母が自ら出すアルコールによって発酵を止めるため、醸造酒の限界として度数は20度前後に収まります。
これに対し、蒸留によってアルコール分を凝縮できる焼酎は、乙類(本格焼酎)で約25度、甲類焼酎では20〜35度、原酒タイプでは40度前後に達するものまで存在します。数値だけを比較すると焼酎のほうが圧倒的に高濃度です。
しかし、実際の飲み方を考慮すると印象は一変します。日本酒はストレートや冷酒、熱燗などそのまま飲むスタイルが基本ですが、焼酎は水割りやお湯割り、ソーダ割りなどで希釈して飲むケースが多く見られます。例えば、25度の焼酎を「ロクヨン(焼酎6:水4)」で割ると約15度になり、日本酒とほぼ同等の強さで楽しむことができます。度数を自分の体調や好みに合わせて自在にコントロールできる点は、焼酎ならではの利便性です。