生月島を余すところなく堪能するためには、平戸本島から島内最北端へと北上し、再び南下する周遊ルートを組むのが王道です。本土側からアクセスする場合、まずは平戸大橋を渡って平戸島に入り、そこからさらに北西へと進路を取ります。
1. 生月大橋(スタート地点)
生月島への唯一の陸路となるのが、美しいスカイブルーのトラス構造が印象的な「生月大橋」です。かつては有料道路でしたが、生月大橋の通行料金は2010年4月より完全無料化されました。通行料を気にすることなく気軽にアクセスできるようになったことが、近年の観光動態を後押ししています。橋を渡る瞬間から潮風が吹き抜け、非日常へのゲートウェイとして旅の高揚感を一気に高めてくれます。
2. 生月サンセットウェイ(舘浦〜塩俵エリア)
大橋を渡り終え、舘浦(たちうら)地区からトンネルを抜けると、いよいよ生月サンセットウェイの本番が幕を開けます。鷹の巣トンネルを抜けた先に広がる海沿いのストレートから、塩俵方面へと続く緩やかなワインディングは、まさにドライビングハイを実感できる区間です。平戸観光協会の案内にもあるように、道路沿いには海側に整備された展望駐車場が点在しており、安全に車を停めて大パノラマをカメラに収めることができます。
3. 塩俵の断崖(しおだわらのだんがい)
サンセットウェイの北端近くに位置する塩俵の断崖は、生月島を代表する奇観です。約500メートルにわたって高さ約20メートルの多角柱の岩が幾重にも整然と並ぶ「柱状節理」の玄武岩断崖は、まるで巨大なパイプオルガンを海辺に据え置いたかのような威容を誇ります。整備された遊歩道と展望台が設置されており、足元に打ち寄せる白波と幾何学的な岩肌のコントラストを間近で観察可能です。
4. 大バエ灯台(生月島最北端)
島の最北端、大バエ(御崎)の切り立った断崖の上に白くそびえ立つ無人灯台が大バエ灯台です。灯台の周囲には展望デッキが巡らされており、ここからは五島列島や壱岐・対馬方面まで見渡せる360度の大パノラマが広がります。水平線が丸みを帯びて見えるほどの視界の広さは、平戸の観光絶景スポットの中でも屈指の美しさを誇ります。