人前で咳が止まらなくなると、パニックによるプレッシャーで呼吸が浅くなり、さらに咳が酷くなる悪循環に陥る。この緊急事態を打破するには、体の「姿勢」を変えることが最も手軽な応急処置となる。
背中を丸めて前かがみになり、両手で膝や手すりを支えるポーズをとってみてほしい。この姿勢は横隔膜の可動域を広げ、呼吸筋の無駄な緊張を解く役割を果たす。同時に、水やお湯をチビチビと飲む「一口水飲み法」を実践する。一気に飲むのではなく、少量の水で喉の渇きを潤し続けることで、気道への空気の直接刺激を和らげ、咽頭反射を穏やかに鎮めることができる。