メジャーな公演ばかりが脚光を浴びがちだが、本質的な価値は草の根の文化育成にある。リニューアルに伴い、若手アーティストや地元の学生団体が格安かつフレキシブルに利用できる実験的スタジオ空間が新設された。
週末ともなれば、高校生の軽音楽部が真剣な面持ちで音を合わせ、隣のスタジオでは若手劇団が熱い議論を交わしている。ベテランの技術スタッフが若手の制作をバックアップするレジデンスプログラムもスタートした。「プロと同じステージ、同じ機材で挑戦できる環境が、次世代の才能を飛躍的に育てている」。関係者はその手応えを強く口にする。