2000年代中盤、中川翔子さんはインターネット文化と芸能界の架け橋となる革命的なポジションを確立します。2004年にスタートした公式ブログ「しょこたん☆ぶろぐ」は、1日に数十回にも及ぶ驚異的な更新頻度と独特のワードセンス(「ギザ」「カワユス」など)で爆発的な人気を獲得し、月間アクセス数は1億PVを突破。「ブログの女王」の称号を不動のものにしました。
当時のブログで読者を釘付けにしたのが、惜しげもなく公開されたすっぴん画像や自撮りショットの規格外の可愛さです。当時は現在のように高度なスマートフォン補正アプリやフィルターが存在しない時代。デジカメやガラケーの無加工カメラで撮影されたナチュラルなすっぴん素肌と整った目鼻立ちは、真の美形であることを証明していました。
さらに、『美少女戦士セーラームーン』や『新世紀エヴァンゲリオン』などのハイクオリティなコスプレ画像は、当時はまだサブカルチャーの枠組みにとどまっていたオタク趣味をポジティブなポップカルチャーへと昇華させる原動力となりました。自らの好きな世界に没入し、瞳を輝かせながらポーズを取る彼女の姿は、既存の「グラビアアイドル」の枠組みを完全に打ち破ったのです。