最新のグッズラッシュに沸く一方で、中古ホビー市場では放送当時のレアグッズが記録的なプレミア価格で取引されています。その筆頭が、エポック社から発売されていた玩具「とっとこハム太郎 地下ハウス」シリーズです。
地下ハウスが現在もコレクターを惹きつけてやまない理由は、現代の玩具造形と比較しても類を見ないほどの完成度の高さと拡張性にあります。クランクを回すと水車が回ったり、滑り台からどんぐりが転がるギミック、そして部屋同士を専用パイプでどこまでも繋げて増築できるシステムは、当時の子どもたちの心を完全に鷲掴みにしました。
現在、欠品のない完動品や当時物のパッケージが残った状態の個体は、ネットオークションや中野ブロードウェイなどのヴィンテージホビー店で定価の5倍から10倍を超える価格で取引されています。金型の老朽化や現在の安全基準への適合問題から、当時の構造そのままの完全再販は極めて困難とされており、二度と手に入らない歴史的プロダクトとしての希少価値が年々高まり続けているのがプレミア化の真相です。