知能テストで馬の「IQ」を一概に数値化することは困難ですが、認知科学の実験では人間の2〜3歳児、あるいは訓練された使役犬と同等の学習能力を持つことが証明されています。
犬との知能比較において、馬は「問題解決アプローチ」が異なります。例えば、ノルウェー獣医学研究所の有名な実験では、馬に「ブランケットを着せる・脱がせる・そのまま」を意味する3つの視覚シンボルを提示したところ、わずか2週間足らずの訓練で自分の体感温度に合わせて人間へ要求を伝えるシンボル学習をマスターしました。
犬が肉食動物特有の探索・狩猟行動に基づいた課題解決を得意とするのに対し、馬は群れの秩序を守るための状況把握やオペラント条件づけ(試行錯誤による学習)において驚異的な適応力を示します。