この一連の動きに対し、インターネット上の世論と教育現場の間には大きな温度差が存在してきました。SNSやネット掲示板などでは、以下のように意見が真っ二つに割れる現象が長らく続いています。
ネット上の主な反応:
「税金を使って実社会で役に立たない学問を支援する必要はない」「即戦力となるIT技術者やエンジニアをもっと増やすべきだ」といった実利主義・コストパフォーマンスを重視する声が上がる一方、「目先の金儲けにならない基礎学問を切り捨てる国に未来はない」「哲学や歴史を知らない技術者ばかりになれば社会の倫理が崩壊する」といった強い懸念も根強く投稿されています。
一方、大学の現場では、急激な定員移動や改組によって基礎学問を担う若手研究者のポストが急減し、日本の研究基盤そのものが空洞化しかねないという悲壮感に満ちた声が上がっています。実学へのシフトを求める世論の圧力と、学問の多様性を守ろうとする現場の防衛戦は、現在もなお各地で続いています。