就職・転職市場において、福利厚生が充実している企業は常に高い人気を誇ります。しかし、豪華な保養所や社内カフェテリアといった「見栄えの良い福利厚生」だけで企業の本質を判断するのは危険です。
本当に現場の生活を守る企業が整備しているのは、以下のような「ライフイベントに直結する実用的な制度」です。
・育児休業の取得率および復帰率(特に男性取得率の実績と取得期間)
・不妊治療や介護と両立できる柔軟な短時間勤務・特別休暇制度
・傷病時の所得補償や柔軟な休職・復職プログラム
・生活防衛につながる住宅手当や確定拠出年金(企業型DC)の手厚さ
また、国際的な調査機関が発表する働きがいのある会社ランキングなどを参照する際も、総合順位だけでなく「信用・尊敬・公正・誇り・連帯感」といった評価項目の内訳を精査することが不可欠です。表面的な居心地の良さ(衛生要因)だけでなく、自らの仕事が評価され成長を実感できる環境(動機付け要因)が両立して初めて、真の働きがいが成立します。