なぜ、子育て世代はこれほどまでに攻撃的になってしまうのか。そこには、綺麗事だけでは済まないリアルな困窮がある。物価高騰は止まらず、教育費は右肩上がり。時短勤務によるキャリアの停滞や、ワンオペ育児による精神的肉体的疲弊が彼らを追い詰める。
「SNSを開けば、子どものいない同世代が海外旅行や高級なディナーを楽しんでいる投稿が目に入る。こちらは夜泣きで眠れず、明日の保育園の準備に追われているのに」。そう語る2児の母親の言葉には、羨望と嫉妬、そして報われない努力への焦燥感が滲む。彼らにとって、子供を持たない選択をした人々は、社会の「義務」から逃れて「自由」だけを享受しているように見えてしまうのだ。