ネット空間における攻撃の対象選定も、極めて陰湿なアルゴリズムと群集心理によって駆動している。SNS上で頻繁にポジティブな発信をする人物や、自分の弱みをオープンに語る人物が、突如として集団のバッシング対象に切り替わる現象だ。
嫉妬や妬み、あるいは「正義の制裁」を名目とした攻撃者たちにとって、自己開示度の高いアカウントは格好の標的となる。ほんのわずかな言葉の綾やすれ違いが切り取られ、歪曲されて拡散する。一度ターゲティングされると、無数の見知らぬ他者から攻撃が殺到し、現実生活の人間関係やキャリアにまで深刻なダメージを及ぼす事態が日常茶飯事となっている。