かつて全国から優秀な球児が集まり、幾多のドラマを生み出した大阪府富田林市のPL学園高等学校。現在、同校を取り巻く環境は激変しています。結論から言えば、学校法人PL学園は2026年度以降の中学校・高等学校の生徒募集を全面的に停止しており、在籍生徒の卒業に伴って実質的な休校・閉校のプロセスを進めています。
大阪府私学課への報告および学園側の公式発表資料によると、募集停止の背景には深刻な志願者減少があります。母体であるパーフェクトリバティー教団(PL教団)の信者数減少に伴い、信者子弟を中心とした受け入れ体制の維持が困難になったことが主因とされています。
「すでに完全に廃校したのか」という疑問に対しては、法律上の学校法人は存続しており、在校生が残る期間中は教育課程が継続されるため、即座の消滅ではありません。しかし、新たな生徒を受け入れない以上、現存する学年が卒業を迎えた時点で、事実上の閉校・長期休校状態へ移行することが確定路線となっています。かつて歓声が響き渡った広大な敷地や校舎は、時代の大きなうねりの中で静寂に包まれています。