二人の原点といえば、青春実写化の傑作として記憶される『四月は君の嘘』だ。ヴァイオリニストとピアニストという難役に挑んだ二人は、圧倒的な熱量と透明感のある芝居で観客を魅了した。切なくも美しい恋愛映画の金字塔として、今なお語り継がれる名作である。
撮影当時は若手実力派として切磋琢磨するライバル的な側面も強かった。しかし、ハードな撮影現場を共に乗り越えた体験は、他には代えがたい特別な信頼感を芽生えさせた。あの青々とした季節から年月が経ち、互いに数々の主演作を経て成熟した今だからこそ醸し出せる、唯一無二の空気感がある。