この野心作の舵取りを担うのが、世界三大映画祭の常連である是枝裕和監督であり、その中心で圧倒的な存在感を放つのが名優・役所広司であるという情報が、映画ファンを歓喜させている。カンヌをはじめ世界中を沸かせてきた両雄の本格的なタッグは、まさに日本映画界の頂上決戦とも呼ぶべき歴史的な瞬間だ。
是枝監督の持つ冷徹かつ温かい人間観察の眼差しと、役所広司が体現する圧倒的なリアリティと狂気。この二つの才能が正面から激突したとき、いかなる化学反応が起きるのか。予定調和を嫌う二人が創り出す映像空間は、従来の邦画が到達し得なかった領域へと確実に観客を連れ去るはずだ。