料理のハードルを上げる最大の要因は、実は調理そのものではなく「後片付け」である。山本ゆり氏は、このストレス源を徹底的に排除してみせた。
キッチンバサミを活用した肉や野菜のカット、パックの中で肉に下味を揉み込む手法、さらにはワンパン(フライパン1つ)でパスタを茹で上げてそのままソースと絡める手法。洗い物を最小限に抑える工夫が、これでもかと詰め込まれている。疲れて帰宅した夜、シンクに積み上がった鍋やボウルを見てため息をつく必要がない。調理から片付けまでのトータルな体験を設計している点こそ、他のレシピと一線を画する理由だ。