初夏から夏場にかけて特におすすめしたいのが、生の完熟トマトを使ったフレッシュトマトとツナのパスタです。缶詰のような濃厚さとは異なり、果実のみずみずしい酸味と自然な甘みを最大限に楽しめます。
生のトマトを使う際は、中玉なら2〜3個を一口大の乱切りにします。皮の食感が気になる場合は湯むきを施しますが、皮の付近には旨味成分が多く含まれているため、細かく刻んでそのままソースに溶かし込むのもひとつの手です。フライパンでにんにくとツナを炒めた後、角切りトマトを加えて強火でサッと2分ほど煽るように火を通すのがコツ。トマトの形が半分残り、フレッシュな果汁がツナの油と合わさって乳化ソースを形成します。
仕上げには、刻んだ大葉をたっぷりトッピングした「ツナとトマトと大葉のパスタ」へと昇華させるのが定番かつ絶品のアプローチです。大葉のペリルアルデヒドという爽快な香気成分が、トマトの酸味とツナのコクを後味軽やかにまとめ上げ、最後の一口まで重たさを感じさせません。