重厚な日曜日とは対照的に、平日の夜を彩る「火曜ドラマ」と「金曜ドラマ」もまた、鋭い牙を研いでいる。かつて胸キュンラブコメディの代名詞だった火曜枠は、いまや働く世代のリアルな孤独や葛藤をすくい上げる人間ドラマへと成熟を遂げた。
一方、攻めの姿勢を崩さない金曜ドラマは、現代社会の歪みを鋭利にえぐるサスペンスや、異色のバディものを投入する構えだ。エッジの効いた若手脚本家とベテラン演出家のぶつかり合いが生み出すテンポ感は、毎週SNSのトレンドを席巻するに違いない。日常の隙間にスッと入り込み、金曜の夜を待ち遠しくさせる仕掛けが随所に散りばめられている。