アメリカやヨーロッパのテレビアニメ界にも、強烈な個性を放つ青いキャラクターたちが揃っています。
世界中で愛される『セサミストリート』のクッキーモンスターは、もともと1966年にジム・ヘンソンがゼネラル・フーズ社のスナック菓子「Wheels, Crowns and Flutes」のCM用に考案した怪獣「ウィール・スティーラー」が原型でした。当時は緑がかった姿でしたが、セサミストリートの本放送(1969年〜)に向けて改修される際、子どもたちに強い親近感と食欲(おかしなユーモア)を与える現在のフサフサした青いファーへと生まれ変わった歴史を持ちます。
また、ベルギーの漫画家ペヨ(Peyo)が生み出したスマーフは、「なぜ肌が青いのか?」という疑問に対して長年多くの都市伝説を生んできました。しかし、原作者の妻でありカラーリングを担当したニネット・カリフォールが生前のインタビューで語った真相は明快でした。「森の緑、土の茶色、そして人間のピンク色の肌と重ならず、木々の間で最も美しく映える原色が青だった」という、極めて合理的かつ芸術的な視覚選定によるものです。
カートゥーン ネットワーク作品群に目を向けると、よりエッジの効いた青いキャラクターが目立ちます。 『パワーパフ ガールズ』のバブルスは、三姉妹の中で「砂糖(シュガー)」の要素を体現する純真無垢な青。 さらに「海外アニメの青い鳥のキャラ」として知恵袋などで頻繁に捜索されるのが、『レギュラーSHOW〜コリない2人〜』のモーデカイです。実在する野鳥「アオカケス(Blue Jay)」を擬人化した20代の等身大キャラクターであり、シュールな日常を描くカートゥーンの金字塔として海外ファンダムで絶大な支持を集めています。