「チッ反省してまーす」の真相と國母和宏の現在|腰パン騒動の深層

「チッ反省してまーす」の真相と國母和宏の現在|腰パン騒動の深層

「チッ反省してまーす」の真相と國母和宏の現在|腰パン騒動の深層の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

2010年2月、カナダ・バンクーバーへと向かう成田空港に現れた國母和宏の姿は、当時の日本社会に強烈な衝撃を与えました。日本オリンピック委員会(JOC)が定めた公式スーツを身にまといながらも、ネクタイを緩め、シャツの裾を外に出し、ズボンを極端に低く履く、いわゆる腰パンスタイル。頭髪はドレッドヘア、鼻にはピアスという出で立ちでした。

折しもオリンピックという「国家の威信を背負う祭典」において、日の丸を掲げる選手団には厳格な礼儀正しさが求められていた時代です。大手新聞社やテレビのワイドショーは連日トップニュースでこの服装問題を糾弾し、全日本スキー連盟(SAJ)やJOCには数千件に及ぶ抗議電話が殺到する事態となりました。

世論の沸騰を受け、現地バンクーバー入りした直後の2010年2月10日、緊急記者会見が開かれます。同席した橋本聖子選手団長(当時)らが沈痛な面持ちを浮かべる中、記者から服装についての反省を促された國母和宏が、小さな舌打ちとともに吐き捨てるように発した言葉こそが、今なお語り継がれる「チッ、反省してまーす」というフレーズでした。

この会見によって火に油を注ぐ結果となり、國母はオリンピック開会式への出席自粛という厳しい処分を受けることになります。メディアは「礼節を欠いた問題児」のレッテルを貼り、日本中が彼の一挙手一投足に敵意の視線を向ける異常な状況が作り出されました。

井上 凛
Author

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。