何十年も前のポスター写真を見ても「今はこの顔ではないだろう」と感じるのは当然です。容疑者の加齢に伴い、警察庁と各都道府県警の科学捜査研究所(科捜研)は顔写真の変化と似顔絵の技術を飛躍的に進化させています。
現在掲示されているポスターには、最新の3D顔面骨格解析や加齢シミュレーションAIによって作成された「推定現在画像」が併記されるケースが増加しました。具体的には以下のようなパターンが提示されます。
- 毛髪の後退や白髪化:頭頂部や生え際の経年変化を再現したバリエーション。
- 体型の変化:加齢に伴う極端な肥満化、あるいは病気等による痩身化の予測。
- 変装・装飾品:眼鏡の着用、口髭・顎髭の有無、眉の形状変更など。
- 骨格の特徴:耳の形、目頭・目尻の角度、小鼻の広がりなど、加齢でも変化しにくい部位の強調。
桐島元容疑者のケースでも、末期の病床での顔立ちは、指名手配写真の面影を耳や鼻の形状に色濃く残していました。ポスターを見る際は、「全体の雰囲気」ではなく「目元・耳・輪郭の比率」に着目することが、日常の違和感に気づく鍵となります。